2009年度春期昇級昇段審査会が3月8日(日)本部道場にて行われた
今回の審査会より従来の審査方法を大幅に変更した。
最大の変更点は今までの「力」「技」「技術」の審査から
「心の強さ」「感情のコントロール」「心身統一」の習得に変えたことである。
その訳は、強さを計る体力テストや技の修練度を確認する「型」の審査は
個人差がある1人1人を計るに公平とは言い難い。
武術の目的は、それぞれが個々に目標を設定して最終的には「黒帯」を目指すべく修行を重ねるため
にある。しかし、今までのやり方では最終的な目標が「強さ」だけになってしまうと
危惧をした。フルコンタクトの実践空手である以上、強さの追求は避けられない
課題ではある。
しかし、本当に強さだけを追求して空手の存在意義が保てるのだろうか?
ある父兄の方が冗談交じりに話していた。
「この大不況に空手なんかやってられないですよ」
ある意味、たしかにそうだと思う。
我々は生きていく事そのものが、大変な時代を生きている。
生きていくには衣住食が足りて人としての教育が受けられ、様々な行事を
こなさなければならない、その中で「空手を習う」価値はどれほど高いのだろうか?
ただ、強くなるためだったらキックや総合格闘技を習った方が早いだろうし
「強くなってそれを誇示する」だけなら、今の時代それほど価値があるとは思えない。
それでは、空手を学ぶ意義とは何なのだろう。松栄塾の八年間はそれを探す修行であった。
今、確かに言えることは「幸福な人間は自分に負けない人」である。
その為には何を成さなければならないのであろうか、自分に負ける事がどれほど多くの悲劇や悲しみを招いたか。
世の中の様々な事件や問題も人間の心の弱さと繋がっている。
「心を強くする」事が感情をコントロールし、強いては自分を幸福に導いていくものと
考えられる。世間には自己啓発の書が溢れ、そのようなセミナーが数多く開催されている。
それならば「空手の修行を心の強さとダイレクトに結びつけられないものだろうか」と
千脇先生にお越し頂き、氣のクラスを開講して三年の時が過ぎた。
気の存在自体、否定していた自分が大きく考え方を変えたのは気の存在が、その人の人生さえも
変えていくことを目の当たりにしたからである。
最初は二人三人の少人数で始めた気のクラスが現在では大人を含める20名近くになったのも
気の学習が松栄塾メソッドとして定着したからである。
事実、気のクラスで主席生徒である佐藤 天が、今最も成長しているし結果も出している。
その上で今回は審査項目を大幅に変更した。
基本に関しては完成度を見るだけで敢えて審査で行わない。
型や組手も完成度を見るだけに留まり、その替わりに厳しく採点されたのが
「心の使い方」「集中力」「統一体」である。
これらは稽古の中でそれこそ本気で身につけようと思わなければ習得は難しい。
今回は千脇先生から説明を受けてその場で審査を行ったので全体としては余り良い成績では
なかったが今後の稽古に取り入れることによって空手の稽古が根本的に変わっていくことが
非常に楽しみである。
少年期という大切な時期に人間としての根っこの部分を作れる稽古、自分に負けない心を
持つことはある意味、学習塾に行くよりも大切な事だと思う。
自分の知り合いに小学校一年生から塾に通い優秀な成績で名門私立中学に
入学するも2年生の夏休み前に自殺をした子を持つ親がいた。
その人は「頭など多少悪くても心を鍛えるべきだった」と深く後悔を していた。
「心こそ大切」である。
学力も才能も心の強さの上に開花されるものであると深く思う。
その審査を行った後、従来の10人組手も行った。
今回、挑戦したのはこの春、中学生になる新田愛美さんとカルチャー センターから続けてきた
渡部孝太郎君、そして鈴木大輝君の3名 これも「心の強さ」を計る 為、勝ち負けではなく
「最後まで諦めない」「心を折らない」「最後まで倒れない」事を基 準に行われた。
敦史塾長 治指導員 宇野師範代の遠慮ない攻撃を受け黒帯たちの突 きや蹴りを受けながら
3人は最後まで心を折ることなく立ち続けた。
怪我を恐れず負けることを知りながらも勇敢に立ち向かっていった3人の昇段受験者を
心から誇りに思うと共に教えてきたことは決して間違ってはいなかっ たと確信できた
春の審査会であった。
2009年度 春期昇級昇段審査会 3月8日
10人組手達成 昇段者
初段 新田愛美 渡辺孝太郎 鈴木大輝
昇級者に関しては後日発表します
今回の審査会より従来の審査方法を大幅に変更した。
最大の変更点は今までの「力」「技」「技術」の審査から
「心の強さ」「感情のコントロール」「心身統一」の習得に変えたことである。
その訳は、強さを計る体力テストや技の修練度を確認する「型」の審査は
個人差がある1人1人を計るに公平とは言い難い。
武術の目的は、それぞれが個々に目標を設定して最終的には「黒帯」を目指すべく修行を重ねるため
にある。しかし、今までのやり方では最終的な目標が「強さ」だけになってしまうと
危惧をした。フルコンタクトの実践空手である以上、強さの追求は避けられない
課題ではある。
しかし、本当に強さだけを追求して空手の存在意義が保てるのだろうか?
ある父兄の方が冗談交じりに話していた。
「この大不況に空手なんかやってられないですよ」
ある意味、たしかにそうだと思う。
我々は生きていく事そのものが、大変な時代を生きている。
生きていくには衣住食が足りて人としての教育が受けられ、様々な行事を
こなさなければならない、その中で「空手を習う」価値はどれほど高いのだろうか?
ただ、強くなるためだったらキックや総合格闘技を習った方が早いだろうし
「強くなってそれを誇示する」だけなら、今の時代それほど価値があるとは思えない。
それでは、空手を学ぶ意義とは何なのだろう。松栄塾の八年間はそれを探す修行であった。
今、確かに言えることは「幸福な人間は自分に負けない人」である。
その為には何を成さなければならないのであろうか、自分に負ける事がどれほど多くの悲劇や悲しみを招いたか。
世の中の様々な事件や問題も人間の心の弱さと繋がっている。
「心を強くする」事が感情をコントロールし、強いては自分を幸福に導いていくものと
考えられる。世間には自己啓発の書が溢れ、そのようなセミナーが数多く開催されている。
それならば「空手の修行を心の強さとダイレクトに結びつけられないものだろうか」と
千脇先生にお越し頂き、氣のクラスを開講して三年の時が過ぎた。
気の存在自体、否定していた自分が大きく考え方を変えたのは気の存在が、その人の人生さえも
変えていくことを目の当たりにしたからである。
最初は二人三人の少人数で始めた気のクラスが現在では大人を含める20名近くになったのも
気の学習が松栄塾メソッドとして定着したからである。
事実、気のクラスで主席生徒である佐藤 天が、今最も成長しているし結果も出している。
その上で今回は審査項目を大幅に変更した。
基本に関しては完成度を見るだけで敢えて審査で行わない。
型や組手も完成度を見るだけに留まり、その替わりに厳しく採点されたのが
「心の使い方」「集中力」「統一体」である。
これらは稽古の中でそれこそ本気で身につけようと思わなければ習得は難しい。
今回は千脇先生から説明を受けてその場で審査を行ったので全体としては余り良い成績では
なかったが今後の稽古に取り入れることによって空手の稽古が根本的に変わっていくことが
非常に楽しみである。
少年期という大切な時期に人間としての根っこの部分を作れる稽古、自分に負けない心を
持つことはある意味、学習塾に行くよりも大切な事だと思う。
自分の知り合いに小学校一年生から塾に通い優秀な成績で名門私立中学に
入学するも2年生の夏休み前に自殺をした子を持つ親がいた。
その人は「頭など多少悪くても心を鍛えるべきだった」と深く後悔を していた。
「心こそ大切」である。
学力も才能も心の強さの上に開花されるものであると深く思う。
その審査を行った後、従来の10人組手も行った。
今回、挑戦したのはこの春、中学生になる新田愛美さんとカルチャー センターから続けてきた
渡部孝太郎君、そして鈴木大輝君の3名 これも「心の強さ」を計る 為、勝ち負けではなく
「最後まで諦めない」「心を折らない」「最後まで倒れない」事を基 準に行われた。
敦史塾長 治指導員 宇野師範代の遠慮ない攻撃を受け黒帯たちの突 きや蹴りを受けながら
3人は最後まで心を折ることなく立ち続けた。
怪我を恐れず負けることを知りながらも勇敢に立ち向かっていった3人の昇段受験者を
心から誇りに思うと共に教えてきたことは決して間違ってはいなかっ たと確信できた
春の審査会であった。
2009年度 春期昇級昇段審査会 3月8日
10人組手達成 昇段者
初段 新田愛美 渡辺孝太郎 鈴木大輝
昇級者に関しては後日発表します
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